長唄協会の秋季定期演奏会にて、今藤政太郎師作曲の「卒塔婆小町(そとばこまち)」という作品を演奏させていただきます。
年月が流れ老婆となった小野小町が、お墓の「卒塔婆」の前に腰掛けていたところ、通りかかった僧侶に咎められます。すると老婆は、非常に含蓄のある言葉を返し、言い負かしてしまいます。老婆をただ者ではない、と感じ取った僧は、老婆に対して深々と礼を尽くしました。実はこの時小町には、かつて思いを寄せられていた深草少将の霊が取り憑いていて...
物語の続きは是非演奏をお聴きいただけましたらと思います♪
男性・女性でタテ分かれ(一曲の中にタテ唄・タテ三味線が2人いて、それぞれツレの奏者もいるという編成)での演奏です。
普段ご一緒することのない他流派の皆様とご一緒させていただきますこと、とても勉強になります。
初代国立劇場での長唄協会 定期演奏会はこれが最後となります。皆様是非ご来場くださいませ!
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